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ヨセミテ国立公園 世界遺産

アメリカを知り尽くす
米国ラスベガス写真家
Ken Kanazawa
徹底解説

ヨセミテ国立公園
カリフォルニア州

1864年州立公園に指定
1890年国立公園に指定
1984年世界自然遺産に登録

アメリカ三大国立公園
グランドキャニオン国立公園
イエローストーン国立公園
ヨセミテ国立公園

約1000万年前に、シエラネバダ山が隆起し西側には緩やかな高原が東側には急峻な山肌が生まれ、

隆起に寄って峡谷が川にえぐられ形成された。

約100万年前、雪と氷が氷河と成り、谷に流れ始めた。


氷河期初めにヨセミテ渓谷の氷の厚さは約1200mあり、氷河の流れに削られU字谷が形成された。

エル・キャピタン

花崗岩の絶壁で、ロッククライミング発祥の地。

世界中でも人気の高いロッククライミングのスポット。

花崗岩ドームのセンチネルドーム、ハーフドームは1500mの高さがあり渓谷の底から910mの高さがある。

ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園


ジャイアントセコイア
世界一堆積がある樹木


マリポサ・グローブ、トゥオルミ・グローブ、マーセド・グローブの3か所にあり最後の氷河期が始まる前には、広範囲に生息していた。

セコイアの名前は、1821年頃にチェロキー文字を発明したチェロキー族インディアンの賢人、シクウォイア(セコイア)にちなんで命名された。

ヒノキ科又はスギ科でセコイア属の常緑針葉樹。セコイア属はセコイアのみの1属1種である。

高さ100m近くにもなる世界有数の大高木。

アメリカ西海岸の海岸山脈に生息する。


セコイアスギ、センペルセコイア、レッドウッド、アメリカスギなどとも呼ばれる。

セコイアデンドロンとの対比からセコイアメスギ葉の形が似ている事からイチイモドキとも呼ばれる。

世界一の樹高を誇り、カリフォルニア州レッドウッド国立公園のセコイアは樹高世界1位から3位までを独占する。

平均的な大きさは樹高80m、胸高直径5m、樹齢は400年から1300年ほどで、2200年のものが現在知られる最高齢である。

厚さ30cmに及ぶ樹皮や心材の色からレッドウッドとも呼ばれる。

この樹皮と木質部はタンニンを多く含み、病原菌や白蟻の侵入を拒む。

厚い樹皮は、他の広葉樹が燃え尽きてしまうような山火事の際にも木の内部を守る。

北アメリカ西海岸に見られるセコイアの純林は、度重なる山火事によりできあがったものと考えられている。

迷子石

迷子石


迷子石


氷河によって削り取られた岩塊が、長い年月のうちに氷河の流れに乗って別の場所に運ばれ、氷河が溶け去った後に取り残された岩の事。

その場所の地質とは異なる岩が不自然な形で留まるため、誰かが意図的に置いたかの様に見える。

迷子石を調べる事で、氷河がどのように存在したかが分かる。

赤道付近の南アフリカのナミビアにある迷子石が、22億年前と6億年前に地球全体が厚い氷で覆われたという

スノーボールアース=全球凍結仮説の証拠の一つに挙げられる。

ヨセミテ国立公園、アメリカのセントラルパークにも芝生の上に迷子石が残されている。

ファイアーフォール「炎の滝

年に数回、滝の水が赤く染まるというヨセミテ国立公園「炎の滝」

アメリカ、カリフォルニア州東部にあるヨセミテ国立公園にあるマセード川から流れ出る滝は、年に3回くらい、その水の色を真っ赤に染める日がある。

まるで溶岩が流れ出るかのような光景なんだけど、実はこれは溶岩流ではないんだ。

現地ではこの現象を「ファイアーフォール」(炎の滝)と呼んでいるんだけども、

この現象は、極めて稀な自然現象で、いくつかの条件が揃わないと見る事が出来ない貴重なモノ。

条件とは?

1.雪解けの時期でなければならない

2.晴天でなければならない

3.夕陽が滝にピンポイントであたらなければならない

こうした理由から赤い滝は年に3日程しか見る事が出来ない。

さらに見る場所も重要で、地理的条件から滝が最も赤く見えるポイントはは断崖を登った崖の上だという。

非常に危険な場所なので、炎の滝を見るのはまさに命がけのプロジェクト。

インディアン

白人が入植する以前、パイユート族とシエラ・ミウォク族の人々が住んでいた。

白人が入った時、ヨセミテ渓谷に住んでいたのはアワニチ族であった。

アワニチ族は、パイユート族などの部族が集まった部族で、テナヤ酋長が率いていた。

この土地を「大きな口」と言う意味の「アワニー」と呼び、自らをアワニーに住む人々という意味でアワニチと呼んだ。

対立関係にある穏やかなミウォク族からは、恐れを込めて、「殺し屋達」との意味のヨセミテと呼んだ。

アンセル・アダムス

アンセル・アダムス

写真界の巨匠、アンセルアダムス

ヨセミテの自然を愛し写真に収め、ここに拠点を持った。

1902年~1984年、写真界の巨匠、ヨセミテ渓谷やカリフォルニアの風景を撮影した

モノクロの写真作品によって日本でも特に有名な写真家です。

最初はピアニストになる夢を持っていたが、14歳の時に訪れたヨセミテに感銘を受けて写真家を志すように成り、

生涯にわたって国立公園などの雄大な自然の姿やドラマティックな自然現象などを撮り続けました。

宮武 東洋(1895年 ~1979年)は、日本の香川県出身の写真家。

太平洋戦争中、アメリカにある日系人収容所で隠し持ったレンズでカメラを作り、収容所で暮らす日系人を撮影した事有名。

20世紀写真界の巨匠、アンセル・アダムスやエドワード・ウェストンとも交友があり日系人収容所にいる宮武 東洋を助けた。

アンセル・アダムスは
「ゾーンシステム」
の写真技法を開発


非常に高いクオリティーのプリントを作り出した事で有名。同時に熱心な環境保護活動家でもあり、

17歳から先駆的な自然保護団体「シエラ・クラブ」に入会し、人と地球との共生を訴えました。

自然は絶えず変わり続けているが、その変化は光の作用によって最も顕著に現れる。

アダムスは「ある瞬間」と「ある場所」で発生した「光の特性」を視覚的に理解する事に優れていた。

彼にとって風景とは固定された彫刻のようなものでは無く、絶えず動き続ける光と同じように実体の無いものなのです。

こうした光に対する感受性が、伝説的な写真技術を開発する原動力と成ったのです。

ヨセミテ国立公園

ヨセミテ国立公園

アンセル・アダムスの名言集

「写真は撮るものではない、作るものだ」

「神は偶然そこにいた私にシャッターを切らせた」

「良い写真を作る為のルールなど無い。良い写真があるだけだ」

「覚えておかなければならないのは、写真は人間が表現しようとしたもの以上のものは表現できないという事です。

そして、この媒体がもつ可能性を最大限に生かしきれた人間はいまだかつていないという事です」

「1年間にいい写真が12枚も撮れれば豊作というものだ」

ジョン・ミューアナチュラリスト

探検家、作家、環境保全主義者先駆者がヨセミテの魅力にひかれた。

シエラネバダの尾根とパシフィック・クレスト・トレイルがヨセミテを縦走し、ダナ山、ギブズ山のような赤色変成岩の峰、コネス山のような花崗岩の峰がある。

ライエル山は公園の中で最高峰である。

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