コロラドプラトー(コロラド高原)
コロラド高原は、4コーナーコロラド州 ニューメキシコ州 ユタ州 アリゾナ州にまたがっている。
コロラド高原はロッキー山脈ユインタ山脈リオ・グランデ谷 モゴヨン裂溝ベイスン・アンド・レンジに囲まれて巨大な断層で複数の台地に分れコロラド高原の岩盤は海抜1500mから3350kmで水平に堆積岩が重なっているコロラド高原の地殻は35kmから50km
コロラド大平原にある国立公園と世界遺産
グランド・キャニオン(世界遺産) 、メサ・ベルデ(世界遺産)、化石の森国立公園、ザイオン国立公園 、ブライス・キャニオン国立公園、キャピトル・リーフ国立公園、キャニオンランズ国立公園、アーチーズ国立公園
地球は約45億年前に誕生したと推定されます。それから7億年をかけて地殻が形成され、並行して原始大気が形成され、11億年もの時をかけ地球内部から放出された水蒸気が冷却し、液体と成り海が出来ました。
海が誕生するとその中でやがて生命が誕生しました、生命の起源は約34億年前。最初は藻でしたが、これらが活発な光合成を行い、大気中の酸素の量はほぼ現在の量に達し、動物の出現の準備が整い、古生代のカンブリア紀が始まります。
古生代の中頃には魚類や床板サンゴが繁栄し陸上に初めてシダが出現します。やがてリンボクやロボク等の森林が広がり、これが現在石炭として採掘されていますが、ユタ州は質の良い石炭の産地として有名です。
古生代中頃に出現した両生類は古生代末に爬虫類へと進化し、中世代のジュラ紀には恐竜が繁栄した。
ユタ州では恐竜の骨が大量に発見された場所を、ダイナソア(恐竜)国定モニュメントとして保存しています。又州内数か所で恐竜の骨や足跡が発見され、恐竜に関する充実した博物館幾つかあります。
中世代末期に恐竜が絶滅すると新世代に入り、哺乳類全盛時代の幕開けと成ります。
大陸移動説
約2億年前の地球の大陸はパンゲアと呼ばれる一つの塊でした。これに亀裂が入り、移動してローレンア大陸とゴンドワナ大陸が誕生した。
この二つの大陸にさらに亀裂が入り、移動して現在私たちが知る7大陸に成ったと言われています。
6500万年前の頃アメリカは、メキシコ湾からカナダに向けて内陸に海が広がっていました。これは氷河が出来ると海退したのでした。
白亜紀の末頃コロラド州からニューメキシコ州にかけ海湾が広がっており、ユタ州東部からアリゾナ州にかけては海岸平野に成っていましたが、当時はメキシコ湾から北西に向かって侵入や後退を繰り返しました。
コロラド高原は6億年の間に地殻変動でコロラド高原の北側、東側では地殻が押し上げられ、海岸平野の内部にはロッキー山脈が形成された。
コロラド高原の西側、南側では地殻が引っ張られ、ベイスン・アンド・レンジが形成された。やがて海が後退するとユタ州南部にはグリーンリバー湖が形成されました。
このようにしてその時代の環境がもたらす堆積物が大量に蓄積されましたが、重みで地盤沈下したので地表の高さは余り変化がなかったようです。
その後、この地域に激しい隆起・曲隆・断層活動、火山活動が始まり、ユタ州南部、アリゾナ州北部、コロラド州西部、ニューメキシコ州北西部一帯が大きく隆起して、コロラドプラトーと言われる高原が出現しました。