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ウァーウィーブ・フ―ドゥー 白い巨塔 !

ウァーウィーブ・フ―ドゥー
Wahweap Hoodoos
白い巨塔 ! ホワイト・ゴースト

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

グランド・ステアケース(巨大な階段)エスカランテ国定公園 ユタ州川沿いの砂漠の奥地にひっそりと佇む真っ白なボディの岩柱その風貌からホワイト・ゴーストWhite Ghostと呼ばれている。

フードゥー  Hoodoos

渓谷に立つ尖塔型の岩柱。沈殿してできた地層が水によって侵食される際に硬い性質を持つ岩石部分が残ることによって形成された。

アメリカ先住民の伝説では、柱はフードゥーという巨人が石化したものだと信じられている。

名称の由来は、通りがかりの人間に石をぶつけるフードゥーという巨人がこの柱である、と先住民族が信じていたことによる。

アリゾナ州北部からユタ州南部にかけ地層が北に向かって下がるように傾斜している。ところどころの地層が露出し巨大な階段状の地形に成っている。これがグランドステアケースである。

グランド・ステアーケース

グランド・ステアーケース

グランドステアケースは大きく6層に分かれている

一番古くは2億5千万年前のカイバブ層、これはグランド・キャニオンで足元に踏む層である。

2番目は2億2千万年前のチョコレート層、ザイオンにある層

3番目は2億年前のバーミリオン層、赤黒い地層

4番手は1億5千万年前の白の層、

5番手は1億年前のグレイ層、海底の土砂、泥が溜まってできた柔らかいもの、一番新しい7千万年前からなるピンクの層は内陸時代湖の湖底にあった地層から成る。

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

岩の色が違うのは色々な背景があるが、白い色はその地層は砂浜や砂丘の時代にできたもので、色が強くなればなるほど、火山等により変成岩となり性質が変ったり、

岩の内部に含まれていた鉄分が侵食作用、雨水等で外部に到達し、酸素に触れ、それが錆びて赤くなったり黒くなったりしていると考えられる。

地層の重なりの中でいきなり色が変ったりする場合の多くは火山灰である事が多い。

ウァーウィーブ・フ―ドゥー (Wahweap Hoodoos)赤褐色(Capstones)をトッピング極端に白い岩の尖塔の、フードゥ(土柱)は、グランド・ステアーケース 、エスカランテ国定公園の最も有名な地層でフードゥのキャップは、ダコタ砂岩で約100万年前地層です。枝の部分の赤い地層は、160万年前のエントラーダの砂岩です。

フードゥ(Hoodoos 疫病神)のキャップは、ダコタ砂岩でそれは約100万年前の地層でフード(Hoodoos)の柱160万年前の地層でエントラーダ砂岩です。

ウァーウィーブ・フ―ドゥーはインディアンの言葉で杉の木の谷間の意。

通称きのこと呼んでいますが実際に見ると10m 位の岩柱から小さい岩柱までありまるでおとぎの国の世界か違う惑星に来たみたいな錯覚に陥ります。

ワーウプ・フードゥはグランドステアーケース-エスカランテ国定公園の端に大きな川の近くに位置しています。

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

フードゥの3つのグループ ホワイト疫病神、疫病神中央、沈黙の塔

3つのグループがほんの数キロにあり、写真撮影の一番良い時間帯は、早朝の日の出からがベスト。

沈黙の塔は世界的に有名ですが、日本はまだ知られていません。沈黙の塔への最長経路はビッグ・ウォーターですが、最短はコットンウッドキャニオン道路からですが今は閉鎖されています。

詳しい地図等は、ビッグウーターにあるグランドステアーケース-エスカランテ国定公園 ビジターセンターで入手して下さい。

沈黙の塔のフードゥは、白い幽霊のように立ち上がり、地球の不思議を体験できますが、地層がもろいので損傷しないように注意が必要です。

アリゾナ州はUS89のコットンウッド・キャニオンロード終了地点に近い場所から横道に約13km走行(オフロード)30分ほど歩いた場所にあるが今は閉鎖されている。

トレイル距離往復  約14.81km 平均ハイキング時間は約5時間

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

ウァーウィーブ・フ―ドゥー

行き方

ここに行くには2つのルートがあるのですが、現在は近道である北からのアクセスは BLM (Bureau of Land Management) によって道がクローズされています。なので遠回りですがオフィシャルな南からのアクセスで行きました。

ユタ州南部 Hwy89 沿い、ビッグウオーターの小さな町から約3マイル北にトレイルヘッドがあります。

町から北西方向に延びる道  Nipple Creek Rd (BLM327)という未舗装道路を北西に進んでいくと、小川(Creek)のすぐ手前右側に小さなパーキングスペースがあるのでここに車を停めます。

もし 川が乾いていれば川底を渡って更に800m 先のパーキングエリアに車を停める事もできますが、私達が行った時は水が結構あったので川底を渡るのは止めました。

トレイルヘッドからワーウィップ・フードゥー( Wahweap Hoodoo)までは片道4.6マイル。距離は長いけど高低差はほとんど無いのでそんなに大変ではありません。

ワーウィップ・ウォシュ(Wahweap Wash) の川底をひたすら歩いていくと、左側に最初のフードゥー( Hoodoo )が見えてきます。

フードゥは3つのグループに分かれていて、最初のグループまでは約5km、そこから2番目のグループまでの約600mはブッシュを掻き分けて歩いていきます。そして更に0.4マイル進むと3番目のグループがあります。

フードゥは奥へ行けば行くほど良くなって、3番目のグループがいちばんフォトジェニック。

ここがあの タワー・オブ・サイレンス(Tower of Silence)は背が高くてスレンダーな岩柱のある所までは約2時間で到着します。

これがタワー・オブ・サイレンスは、1番美しい岩で朝1番の光で撮影するのがベストの光です。

訪れる人もまだそんなに多くは無いので穴場中の穴場の奇跡の絶景

頭の茶色い部分はダコダ砂岩層( Dakota Sandstone) という砂岩で1億年前(白亜紀)のもの、体の白い部分はエントラダ砂岩層 (Entrada Sandstone )は、1億6千年前(ジュラ紀)の砂岩です。

こちらは頭に茶色の岩がのっていない岩。まさにゴーストのような風貌。エントラダ砂岩層のユニークな模様。

車を1時間ほど走らせて、ビッグ・ウオーターの奥のダートロードへ、川の手前で車を置いて後はひたすら干上がった川を約2時間弱歩く。

その先には見るも楽しいキノコ型奇岩群と言うよりきのこの森が、すごい数が束になり、巨大の塔も存在感が凄い!

 

 

 

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