ホワイトウェーブ ユタ州
White Wave Utah
「白の世界」
アメリカでも未だ殆ど知られていない奇跡の絶景 !
ホワイトウェーブはユタ州カナブ近くのカナン荒野に位置しカナン・マウンテンの頂上にある純白の世界にある白い崖のアメリカ大自然の絶景です!
アメリカ・ユタ州のカナブとエスカランテに滞在し、日本では未だ知られていないアメリカの絶景がある。
白いナバホ砂岩によってできたホワイトウェーブ、色鮮やかな岩山が織りなす風景はどこも目を見張るものばかりです。
カナン・マウンテンの山上に残る白いナバホ砂岩が造りだす絶景は、元々はホワイトドームと呼ばれていましたが、バーミリオンクリフ国定モニュメントのザ・ウェーブの様な形状から最近ではホワイト・ウェーブとも呼ばれる様になった。
現地でも訪れる人やハイカーは非常に少なく、まだまだその存在はあまり知られていない。抽選もないため自由に訪れることができる。
カナン・マウンテンの荒野
カナン・マウンテンは、米国ユタ州の 180.2 km 2 の荒野で2009年のオムニバス公有地管理法の一部として2009年3月30日に指定されました。
北部にはザイオン国立公園があり、南部にはコットンウッドポイント・ウィルダネス アリゾナ州、東にケイン郡 、南にアリゾナ州に接している。
カナン・マウンテン地層
カナンの山の名前の由来は、カノンの荒野からです。ナバホ砂岩からなる610 mの高いホワイトクリフで三方に囲まれた大きな荒野です。
モエナビ・フォーメンション で構成された150mのバーミリオン・クリフは、ホワイト・クリフの地層にあたる基盤にあります。2つの地層はカイエンタ層の柔らかい泥岩の地層です。
ナバホ砂岩層 Navajo Sand Stone
約1億8000万年前の砂岩層は、元々海だった大陸が隆起し、溶解と凍結を繰り返し、風によって運ばれた砂が堆積し、約1500万年をかけて形成された地層。
厚さは、600m以上、メサやビュートの赤い地層に含まれる酸化鉄の影響で淡いピンク色からオレンジ色まで朝日や夕日が岩に当たると神秘的な色に変化する。
殆どが北米大陸のはるか東に位置するアパラチア山脈から大量の砂が運ばれてきた。
地質学者や研究者たちは、砂岩層に含まれるジルコンの微細な結晶を調べ、砂の発生源の手がかりを発見した。
ナバホ砂岩層のジルコンとアパラチア山脈で採取したジルコンの放射性同位体が同じ成分だった。
アパラチアの山頂から削られた砂が川に流されて西へ向かい、その後、風に乗って堆積し、巨大な砂山に成ったと推測する。ナバホ砂岩層には、化石など生命の存在を示す痕跡は殆ど無い。
ジュラ紀後期
約1億6000万年前のジュラ紀後期になると、多くの生命の誕生です。
森が点在し、川が流れ、沼地や内海が豊かな水をたたえる環境のなかで、恐竜やワニ、海生の大トカゲ、巨大なサメなどが生息し、泥や炭酸塩が堆積した地層の生き物たちの化石が数多く発見されている。
ジュラ紀後期と白亜紀の痕跡
アリゾナ州とユタ州南部を走る道路脇に、切り立った峡谷がある。そこには、乾燥した砂地が、動植物の繁栄するジュラ紀後期と白亜紀の痕跡が残っている。
砂岩の上に石炭層が重なっているのは、沼地があった証拠に成っている。その上には、太古の昔、ここが海岸線だったことを示す、泥混じりの砂が固まった層が細長く伸び、その上には貝の化石層がある。
ホワイト・ウエーブの人間の歴史
白い崖の眺めは、800年から1600年前のアナサジ族とバスケット・メーカーの人々が生活をしていた。
バージン・リバーの祖先プエブロとサウザン・パイユートの狩猟際のキャンプであった可能性が高く、インディアンのロックアートがある。
1915年から1928年の間にカナン山脈を伐採していた崩壊した建物がある。
カナンの語源
英語(Canaanケイナン)とは、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯の古代の地名である。
聖書で「乳と蜜の流れる場所」と描写され、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地であることから、約束の地とも呼ばれる。
モーセはイスラエルがカナンに入ったら、ゲリジム山には祝福を、エバル山には呪いを置くべきこと、エバル山には石灰を塗った石を立てて主の御教えのことばを書き記すべきこと、さらに、イスラエルの12部族の半分(ルベン族、ガド族、アシェル族、ゼブルン族、ダン族、ナフタリ族)を呪いのためにエバル山に立たせ、
祝福のため残り半分を(シメオン族、レビ族、ユダ族、イッサカル族、ヨセフ族、ベニヤミン族)にゲリジム山に立たせることを命じた。これらの命令はモーセの後継者ヨシュアによって実行された。
カナン・マウンテンの野生生物
大部分の地域はポンデロサ・パインとダグラス・ファー、ピニオンパイン、マンザニタ。ガンベルオーク。インディアングラスが生息している。
ビッグホーン・シープは1977年にザイオン国立公園に再導入され、荒野で発見されることがある。
他の動物には、マウンテンライオン、コヨーテ、ボブキャット、ガンベルのウズラ、鳩、砂漠のスズメ、ホークス、オオカミ、ゴールデンイーグルは砂岩の壁に沿って巣を作り、猫、鹿、クーガー、黒いクマはプラトーとキャニオンの底に住んでいます。