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バックスキンガルとピカブー スロットキャニオン ユタ州

バックスキンガルチ
BuckskinGulch

バックスキンガルチ ピカブーガルチ

バックスキンガルチ
ピカブーガルチ

アリゾナ州やユタ州には数多くのスロットキャニオンがありエスカレン国定公園にある。

ピカブーガルチ Peek-a-boo Slot Canyon、スプーキーガルチ Spooky Gulch Utah、ゼブラ・スロットキャニオン(Zebra Slot Canyon)は日本では殆ど知られていない奇跡の絶景がある!

バーミリオンクリフス・ナショナルモニュメントエリア内で大自然の景観の中で写真やトレッキングを楽しめるのが、バックスキンガルチです。抽選は無くの許可を取る必要がない。1日の使用許可は1人1日あたり$6です。

アメリカ最大のスロットキャニオン

ユタ州渓谷の南部にあるバックスキンガルチは、コロラド川の支流の一つであるパリア・リバーに位置している。

アメリカ南西部 最長で最も深いスロットキャニオンでハイカーの人気の場所でもあり、ワイヤーパス・スロットキャニオンがバックスキンガルチと合流する場所です。

バックスキンガルチ ピカブーガルチ

バックスキンガルチ
ピカブーガルチ

デルタの三つのスロット渓谷があり、バックスキンガルチの狭い壁には、地面から約12mの高さがあります。

バックスキンガルチは、全長21km、アメリカ最大のスロットキャニオンと言われ、32kmの距離を1日渓谷をハイキングする事も可能です。

スロットキャニオンとは、砂漠地帯の柔らか鉄分を含んだ約2億年前のナバホ砂岩層が雨による鉄砲水によって深く狭く浸食されてできた谷間の事で、数多くのスロットキャニオンが存在する。

ワイアーパス・トレイルヘッドからバックスキンガルチを目指した。

このルートの面白さは岩の割れ目から日光が降り注ぐことで生まれるスロットキャニオン独特の幻想的な風景と雄大な岩の地層のフォーメーションに圧倒されながら、川に沿って歩くトレッキングが出来る。

一方で規模が大きい分、地形の変化も激しく、当日のみならず数日前の気象状況によってエリアのコンディションは一変する可能性があり、思いも寄らぬ場所にぬかるみや水たまりが現れる。

胸まで入るような深さのところもある、経験のない個人が行くのは極めて危険が伴う。

鉄砲水(フラッシュ・フラッド)である。雨が降るとあっという間に水かさが増し危険が伴う為にバックスキンガルチはバックパッカーで最も危険なハイキングにランクインしている。

バックスキンガルチのアクセス

ワイアーパス・トレイルヘッドWire Pass Trailheadへは、アリゾナ州のペイジからはUS-89を西へ約55km、ホースロックバレーロード を南方面に左折し、ダートロードの道はアップダウンのある砂と岩場の未舗装道路になる。

約13.3km走りトレイルヘッドの駐車場に着く。バックスキンガルチ・トレイルヘッド(Buckskin Gulch Trailhead)は、この道の約6.4km手前にある。

ユタ州のカナブの町からはUS-89を東へ約61km走れば、ホースロックバレーロードへ。ユタ州のカナブからだと右折して南下する。

バックスキンガルチ ピカブーガルチ

バックスキンガルチ
ピカブーガルチ

スロット・キャニオンとは?

ユタ州やアリゾナ州に数多くある。ナバホ砂岩の侵食によりできた何百年にも及ぶ地層を形成しており、これは主として鉄砲水のほか、風成の侵食された渓谷。

特にモンスーンの時期に降る雨水はキャニオンの一部である谷間を流れ、より狭い通路を流れるにつれ水は加速して砂を拾いあげる。

その後長い時間をかけて通路が侵食されると、狭い通路は更に広くなり岩の鋭さはより滑らかにされて、岩の「流れる」ような特徴を形作る。

こうして独特の岩の通路が、長い時間をかけ完成された。インディアンが描いた岩絵・ペドログリフも数多くある。

バックスキンガルチ ピカブーガルチ

バックスキンガルチ
ピカブーガルチ

ペトログリフ北米の岩絵とは?

日本人と同じモンゴロイドのルーツを持つアメリカ先住民であるインディアン達は、約1億4千万年前頃にアメリカ巨大な大地渡って来た。

時には豊饒を享受し、時には飢餓に堪え、台地や渓谷を移動しながら彼ら独自の文化体系を形作り、長い旅の過程でアメリカの大地に重要な岩絵を数多く残していった。

文字を持たないインディアンにとって、仲間に、他者に、祖先の霊魂にそして神に、具体的な情報、あるいは言葉に置き換えられない魂を視覚的に伝達する試みの証だった。

岩絵は、メッセージを持った太古から存在するメディアアートであり、現代のコマーシャルを中心に成り立つ様々なメディアに囲まれた日常において、それらの岩絵達は私達に対し、真のビジュアル・メッセージとは何かと問いかけてくる。

人々に「表現する事」の意味を探し、自らのルーツを感じてもらうのがねらいである。

この「原始の表現手段から新しい何かを感じ取る精神」はモダンアーチスト達、バブロ・ピカソ、カンジンスキー、バウル・クレーなど、その原始に注目し新境地を開いた。

この精神はデジタル全盛の現代においてもなお生き続けている。古代人の想像力の中には、真新しい未来、 発見があるのでは・・・

電話、インターネットはコミュニケーションの道具で、これらの原点がペトロクリフやピクトグラフです。

数千年前から岩に描かれ続けられたものが多く、北米のものはアメリカ合衆国のインディアンやカナダのファースト・シティズンが描いたもので全米に痕跡があり。現代へのメッセージでもあり、芸術でもあります。

バックスキンガルチ ピカブーガルチ

バックスキンガルチ
ピカブーガルチ

岩絵には、ペトログリフ(Petroglyph)とピクトグラフ(Pictograph)がある

ペトログリフはペトロとグリフ(彫刻)による熟語で、ペトロはギリシャ語で岩の意、英語では Peter、日本語はペテロで聖書に記載されている。

ピクトグラフとは、岩を彫りこむ事で描いた、刻印による絵を指す。ピクトグラフはピクチャーとグラフによる熟語で、狭義では、岩に塗料を塗って描いた絵を指す。日本では、両方「岩絵」と呼ばれる。

アメリカ合衆国南西部で古代ペトログリフ(岩絵)を描いた2種族

1.フリーモント族、ユタ、ネバダ、アイダホ州を拠点
2.アナザジ族、ユタ州、コロラド州、ニューメキシコ州、アリゾナ州を拠点

アナサジは、後の時代に、この地にやって来たナバホ族の言葉で敵の先祖を意味する言葉です。

アナサジ族の事を、古代プエブロ族と呼ぶ。

又ナバホ族の中には、少数ですが、音節を変えてアノサジという名称を使う人が居て、埋もれた先祖の意味がある。

ペトログリフを盛んに描いたのはフレモント族で、北部のダイナーソワー国定公園から、南部はキャニオンランズ国立公園など広い範囲に広がり、造形もさまざま。

彼らは、独自様式の土偶を作った。

アナサジ族の岩絵は、チャコキャニオンなどに一部残っている。チャコキャニオンでは、かに星雲となった超新星爆発を描いた物がある。

メサベルデ国立公園のサンテンプルの遺跡には、1054年7月4日頃に爆発した、かに座流星群の太陽のコロナを描いた石がある。

両部族共、紀元前から 13 世紀末まで存在し、フレモント族は狩猟採集民族、古代プエブロ族は繁栄した農耕文化であったが、その後、突然に衰退。

古代プエブロ族の末裔は、アリゾナ州、ニューメキシコ州にホピ族、ズニー族などの集落がある。

フレモント族の末裔は、後に ユーテ族と成り、白人が馬を持ち込んでからは、すぐれた馬術を身につけて遊牧民と成った。

アンテロープキャニオンは世界的に有名に成り過ぎて、悲しい事に中国人や韓国人が大量に押し寄せ自然を満喫するとはほど遠い場所に成ってしまたのは残念です。

 

 

 

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