シアノバクテリア
Cyanobacteria
シアノバクテリアとは?アメリカではユタ州やアリゾナ州の砂漠にある岩郡に数多く生息している茶色などの色をしてるが水を掛けると緑色に変色する。
地球上へ生命が誕生した初期に出現し、光合成を通して大気中に酸素を生産し続けた。
最古の生物の1つで、35億年前の地層からシアノバクテリアに似た化石が発見されている。単細胞ながら、植物と同じように光合成をし生物時計を持つ。
最初の酸素発生型光合成生物
藍(らん Cyanobacteria)色細菌、あるいは藍藻(らんそう Blue-green algae)とも呼ばれ、原核生物に属する。
元々は光合成に必要な遺伝子を持ていなかったが、シアノバクテリアは他の細菌類から光合成に必要な遺伝子を獲得した形跡があり、葉緑体と変化し、光合成能を取得したのは25億年~26億年前になってからと言われている。
8億5千万年前の化石ストロマトライトは、1年が435日であったことを記録され、地球の自転が今よりも速かった事を証明している。
35億年前の化石とされるものが藍色細菌に似ていることから最古の光合成生物といわれたこともあったが?科学的に証明されたものは、ストロマトライトの化石は27億年前のものである。
シアノバクテリアは湿った土の中で動き回りながら土や岩の破片をくっつけ、くもの巣のように入り組んだ繊維質を形成。
これにより不安定な土壌が風や水の浸食に耐えられるようになります。
又、窒素を植物が活用できる形に変換(窒素固定)する能力があり、砂漠のように窒素レベルが低い場所ではこれがとても重要。
窒素は植物の成長に必要なリン酸とカリウムの三大要素のひとつです。
そしてシアノバクテリアが作った土壌は、植物の繁殖に必要な水や栄養を貯め込む力がある。
この土は人の足跡などで一度ダメージを受けると、完全に回復することは無く、再びバクテリアが育つには長い長い年月がかかる。
美しい砂漠の植物を守るために、私たちはこの土の上を絶対に歩かないように十分に気をつけなくてはいけません。