ジョシュアツリー国立公園
Joshua Tree National Park
カリフォルニア州南東部にありロサンゼルスの220kmに位置する面積は3196平方km東京都の約1.5倍である。
1994年に国立公園に制定された。ジョシュア・ツリー国立公園は、サン・バーナディノ郡とリバーサイド郡境にまたがり2つの砂漠の一部を含まれている。
各生態系は主として高度によって特徴付けられ、900m以下で、コロラド砂漠が公園の東部に広がり、クレオソート、オコティロ、チョラ・カクタスのアメリカ大自然ある。
高度があり、比較的に湿度が高く、やや涼しいモハーベ砂漠は、ジョシュア・ツリーの特別な生息地である。
ジョシュア・ツリーの植生に加え、ジョシュア・ツリー公園を特徴付けている物は残丘と成っている様々な形をした巨岩群である。
これらは1億年前頃に冷えて固まったマグマが 地下水による浸食により形作られたものである。
ジョシュアツリー国立公園は、キャンプ、ロッククライミングとスクランブリングに絶好の場所と成っている。
ジョシュアツリー
Joshua Tree 学名 Yucca brevifolia
モハベ砂漠のシンボルであるジョシュア・ツリー は、サボテンではなくリュウゼツラン科の植物である。
この名称は19世紀にモルモン教の開拓者がモハベ砂漠を横断した際にジョシュアツリーの形が、ジョシュアが天に手を差し伸べて祈りを捧げるという聖書から名付けられた。
北米の南西部、アリゾナ州西部、カリフォルニア州南東部、ネバダ州南部、ユタ州南西部に分布し、比較的標高の高い地域 400m~1800mに生息する。
モハベ砂漠の境界は一般に、ジョシュア・ツリーの分布により定義され、ジョシュア・ツリーはこの砂漠の指標種とされる。
デスバレーの山間部やザイオンの近くでも見かける。成長はやや遅く1年で10cm程度しか伸びない。年輪がないので樹齢を知るのは難しいが、数百年から千年生きるとされる。
本来は樹木ではなく植物でユリ科に属する。高さは大きいもので15m近くに達し、推定年齢は約900年にも成る。
ジョシュアツリーと人間の歴史
約5000年以上前から先住民族が生息していたが、最も古い記録ではピント民族、その後セラノ、チェメウビ、そしてカウイヤと民族交代していった。
白人達がこの地域に入って来たのは19世紀の半ば、牛飼い達がより良い飼葉を求めてこの地に辿り着き、水場を設けたのが最初。
その後20世紀にかけて起きたゴールラッシュの折で鉱山が作られ、住宅のキャビンや井戸が作られ、植物栽培等が始まった。
ジョシュアツリー国立公園内には、現在までに先住民族から開拓民たちによって残された501の考古学的サイト、88歴史建築物、19の史跡があり、そして12万点以上の展示物が博物館に飾られている。
ジョシュアツリーの名前の由来 19世紀半ばに西を目指して旅を続けたモルモン教徒達が、この地を通った際、奇妙な形をしたこの巨大な植物が西の方に向かって手招きをしているように見えた事から名付けられた。ジョシュアとは、聖書に出てくるヨシュアは、モーゼの跡を継いだ人物
キイズ・ビュー(Keys View)
リトル・サン・ベルナルディノ山の山頂にありジョシュアツリー国立公園の代表的なポイントの一つ。
300mほどのトレイルがあり、海抜下70mのサルトン海を 見下ろし、天気の良い日にははるか遠くメキシコの シグナル山を見る事が出来る。
キイズ・ビューからはカリフォルニア湾から サンフランシスコまで延びる活断層のサンアンドレアス断層を 目の前に見ることが出来、ビューポイントから1.6km近く断層沿いに落ちこむコーチェラ渓谷を広く見渡せるビューポイント。
その他のビューポイント トレイルは、ブラックロック・キャニオン、インディアン・コーブ、スカル・ロック、 コットンウッド・スプリング等、国立公園内には食事の施設は無く、自動販売機のみ。
1日滞在する場合は予め準備をして行く事が必要。ジョシュア・ツリー国立公園から見上げる星空は綺麗!