バスケットメーカーとプエブロ
Hopi
バスケットメーカー期は古代プエブロ族が植物性の繊維を編んで作った「かご」バスケットを量産していた事から付けられた名称バスケットはボウル型が多く彩色された物もあり、日本の縄文・弥生式土器のような位置付け古い時代の遺物です。
最初、彼ら古代プエブロ族は土器を作る事を知らず、代わりにバスケットを作って入れ物として利用する事を覚えた。
プエブロとは?
スペイン語で「村落」「集落」を意味する単語、石造りの集合住宅を作る様になった時代を「プエブロ期」、また集合住宅を建設する部族である事から「プエブロ族」の名が生まれた。
アメリカ南西部は砂漠やステップ気候による乾燥地帯なので、このような紀元前後の植物製バスケットが腐食せずに現代まで残る事が多い。
古代プエブロ族の住居は竪穴式住居であり、その点からもなんとなく日本の縄文時代に似ています。
しかしバスケットメーカー期には、トウモロコシを栽培して農作を始めたそうで、以来、ずっと彼らはトウモロコシを主食とする農耕文化をい営む。
アジアでは米、ヨーロッパでは麦、そして北米ではトウモロコシが主食。
かつてバスケットメーカー I 期という時代区分があった、今の考古学では「古期(Archaic Era)」に含まれる。
現在、バスケットメーカー期が、いきなり II 期から始まっているのは、その為です。
プエブロ族の年代区分
古期 BC 8000 年頃~ BC 1200 年頃
前期バスケットメーカー II 期 BC 1200 年頃~ AD 50 年頃
後期バスケットメーカー II 期 AD 年年頃~ AD 500 年頃
プエブロ I 期 AD 750 年頃~ AD 900 年頃
プエブロ II 期 AD 900 年頃~ AD 1150 年頃
プエブロ III 期 AD 1150 年頃~ AD 1350 年頃
プエブロ IV 期 AD 1350 年頃~ AD 1600 年頃
プエブロ V 期 AD 1600 年頃~現代
プエブロ III 期 メサ・ベルデで巨大な古代プエブロ住居が繁栄した。
その後半、AD 1300 年以降、突然、古代プエブロ族の住居は、大半が謎の理由で廃棄され遺跡と成る。
プエブロ IV 期 今でも ホピ族等に伝わるコチーナと呼ばれる精霊を描いた遺物が現れる。
プエブロ V 期 スペイン人の植民地と成り、やがてアメリカ合衆国領と成る。