フライカイザー バーニングマン
ネバダ州の奇跡の噴泉塔
FlyGaizer
Geyserとは和訳すると間欠泉という意味。奇抜な色彩と造形広大な砂漠に突如地底より噴出する温泉が作り出した噴泉塔です。
アメリカ・ネバダ州北部に広がるブラックロック砂漠にあるフライカイザーは、赤や緑、原色の強烈な色彩を見せる、大きさは巾が約3m、高さは約1.5mの岩山で、頭頂部からは絶えず地底の温水が噴き出し続けている。
温水に含まれる鉱物が地表に堆積してできたのがこのフライカイザー。
美しさとグロテスクさをあわせ持ち、得も言われぬ魅力が見る者を惹きつけます。
1916年に地元の井戸水採掘業者が井戸の掘削中に偶然地下水脈を探していた時、偶然に熱水源を掘り当て、温水が出てしまったと言われています。
池に貯めて冷やし、農業用水等に利用することを考え、それなりに砂漠のオアシスのように利用されてきました。
1960代頃に、温水噴出し口には、温水中の炭酸カルシュウム分が堆積しコブ状の隆起がおこったとのこと。
年に5~6cmは隆起し、鉱物と高温の水源に生息する藻類が作りだす色彩、我々を惹きつけるのは、何と言ってもこの色鮮やかな色彩。
温水に含まれる鉱物と高温の水源に生息する藻類が作りだす色彩なのだ。
目を覆いながらも、指の隙間から覗きたくなってしまうグロテスクな姿。これもまたフライカイザーの魅力であり、幻想的な絶景となります。
青空の下、そのカラフルな色彩を愉しむのもよいですが、夕暮れ時の幻想的なフライカイザーは、奇跡の絶景です。
地質学的形状
更新世のラホンタン湖は、ネバダ州北西部の大半を覆っていた、ブラックロック砂漠には、ブラックロック山脈の南端にあり、ネバダ州でのペルム紀黒色輝緑岩岩脈形成部に類似した
暗色のペルム紀火山岩があるブラックロックポイント(西と東の2点)等、ネバダ州北西部火山地帯の多くの火山性また地熱的諸相がある。
ブラックロック砂漠にあるラホンタン湖湖底は平坦であり、ラホンタン塩水生低木植生、広く散らばった温泉およびプラヤが1つある山脈に沿った湖底の地域は雨陰によって砂漠の降水レベルになっている。
今から1万年以上前、ここにはラホンタン湖が広がっていた。湖底は広く平坦で、そのうえ人の居住区からも離れているため、車の速度記録実験やロケットの打ち上げが行われる場所としても有名です。
つまりここには、人の手が加わらない太古からの自然が遺されているのです。
私有地なので近づく事は出来ない
ライカイザーは、私有地にあり鉄線と錠によって囲われており、自由に近づくことはできませんが、私有地の外の州道34号線からそのフライカイザーを観る事が可能です。
スリー・シスターズが座っているな形様で頭部から温水が上がっている、最短約500mの位置から望遠レンズ付きカメラで撮影可能です。双眼鏡等が必要ですね。
アメリカでも隠れスポット
絶え間なく噴出を続けるフライカイザーは今も成長を続けています。ネバダ住民ですらその存在に気付いている者は少なく、ここは隠れたアメリカの絶景ポイントなんだそう。
フライカイザーの位置
アメリカネバダ州北部に広がるブラックロック砂漠内にある。
リノ(Reno)からは車で州間高速道路80号線(Interstate 80)と州道447号線(Staet Route 447)を2時間程、ガーラック(Gerlach)まで走ります。
ガーラックからさらに、州道34号線(State Route 34)を北に32km程走ったところにフライカイザーはあります。
フライガイザーは毎夏恒例のビッグイベントであるバーニングマンのプロジェクト組織の私有地内にあるため通常は非公開で見ることができませんが、
このたび所有者のバーニングマン・プロジェクト組織がこのフライガイザーを2018年4月~7月の期間の限定一般公開する試みを開始しました。
こんな珍奇な自然美をようやく見ることが出来るまたとない機会です!
フライガイザーは毎夏恒例のビッグイベントであるバーニングマンのプロジェクト組織の私有地内にあるため通常は非公開で見ることができませんが、
このたび所有者のバーニングマン・プロジェクト組織がこのフライガイザーを2018年4月~7月の期間の限定一般公開する試みを開始しました。
限定一般公開について
公開参加方法 ガイド付きウオーキングツアーのみ
公開日時(ツアー開催日時) 主に金・土・日の午前1回と午後1回
参加資格 一般公開につきなし。
ツアー予約 https://blackrockdesert.ticketleap.com/fly-ranch-nature-walks-2018/dates
ツアー所要時間 約3時間
ツアー定員 1ツアー 約20
ツアー参加 1名最少$40
注意事項: 現在、携帯電話、カメラ、小型ロボット、
スマートウオッチ、等の電子機器の持込および使用は禁止。
バーニング・マン
アメリカ北西部の人里離れた荒野で年に一度、約一週間に渡って開催される。
例年、8月の最終月曜日から9月の第一月曜日(米国の祝日「レイバー・デイ」である)までがバーニング・マンの会期とされている。
会場となるブラックロック砂漠は、ネバダ州リノ市の約150km 北北東に位置する乾湖である。
各参加者は、この「プラーヤ」(Playa)と呼ばれる何もない塩類平原に街を作り上げ、新たに出会った隣人たちと共同生活を営み、そこで自分を表現しながら生き抜く。
そして一週間後、すべてを無に還す。この実験的な地域社会はさながら都市の様相を呈し、みずからを「ブラックロック・シティ」と呼称している。
ブラックロック・シティは、直径2.4kmの大きな扇型の市街地と、中心部のオープンスペース、および周辺部からなる総面積約4.5平方キロメートルの五角形の街であり、
そこで会期中に生活する人々の数は約5万人ほどである。
バーニング・マンという名称は、土曜日の深夜、街の象徴として場の中心に立ち続けていた人型の造形物「ザ・マン」 (The Man)に火を放ち(burn)、それを完全に焼却することに由来する。