カール・ヴィンソン 軍港のサンディエゴ
USS Carl Vinson CVN-70
サンディエゴはファイタータウンと呼ばれ映画「トップガン」舞台となったミラマーの海軍基地現在海兵隊の基地となっているTOPGUNはネバダ州のファロン海軍航空基地へ移動の舞台のロケ地であり基地の街でもある。
海軍や海兵隊の基地が数多くあり、アメリカ太平洋艦隊の基地が設置されている。そのせいか、カリフォルニアの中では、保守的といわれている。サンディエゴ海軍基地、ミラマー海兵隊航空基地、キャンプ・ペンドルトンの海兵隊がある。
航空母艦 カール・ヴィンソン
アメリカ海軍の航空母艦。ニミッツ級航空母艦の3番艦。艦名は第二次大戦前後に海軍力増強に努めたカール・ヴィンソン下院議員にちなんで付けられた。生存中の人名を付けた最初の航空母艦。
1974年4月5日にバージニア州のニューポート・ニューズ造船所に発注され、1975年10月11日に起工する。1982年3月13日に就役し、整調航海に出航した。
カール・ビンソンは全長333メートル、乗艦する士官と兵員は約3千人、戦闘機をはじめとする艦載機は約90機を誇る。これに駆逐艦や潜水艦、補給艦などが随伴し、空母打撃群を構成。その戦闘力は欧州の中規模国家の軍事力にも匹敵する。
カール・ヴィンソンとは下院議員?
Carl Vinson、1883年11月18日 ~1981年6月1日は、アメリカ合衆国の政治家。1914年から1965年に引退するまで、50年の長きにわたって下院議員(ジョージア州選出)を務め、在任中は国防力、特に海軍力の増強に尽力したことで知られる。
ヴィンソンは1981年に亡くなったが、彼の海軍に対する功績を称えて命名された原子力空母カール・ヴィンソン (USS Carl Vinson, CVN-70) の艦名としてその名を残している。
「カール・ビンソン」と海上自衛隊
最強の米空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊が相次いで共同訓練 威嚇相手は北朝鮮だけではない。4月2017年米原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群と海上自衛隊が23日から、南西諸島周辺の西太平洋上で共同演習に入った。
米空母の動向は「最高レベルの軍事機密」とされるが、3月にもカール・ビンソンと海自の共同訓練は2度も確認されている。核・ミサイル開発で自制の気配をみせない北朝鮮を威嚇する目的であることは明白だ。ただ、日米精鋭艦隊による示威行動は北朝鮮だけではなく、「中国」に向けたメッセージでもある。
事実、東シナ海の海空域では中国の軍事的圧力が高まり続けている。平成28年度に日本領空に接近した中国機に航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数は、851回(前年度非280回増)で過去最多を更新した。
海上でも、ミサイル駆逐艦をはじめとする複数の中国艦艇が太平洋から東シナ海に向けて通過する事案が続く。昨年末には中国の空母「遼寧」が九州、沖縄、台湾などを結ぶ「第1列島線」を初めて越え、西太平洋で初の遠洋航海訓練を実施した。
中国政府は今年の国防費として1兆440億元(約17兆2千億円)を計上するなど、今後も急速な軍拡が懸念されている。海自とカール・ビンソンの共同訓練はこうした動きにくぎを刺すためでもある。