「勝利のキス」サンディエーゴ
V-J Day in Times Square
日本のポツダム宣言受諾がアメリカ合衆国民に伝わり第二次世界大戦終結をニューヨークのタイムズスクエアで感激のあまり見知らぬ同士の看護婦と水兵がキスをしている瞬間をとらえた写真写真家のアルフレッド・アイゼンスタットが1945年8月14日に撮影した。
歴史に残る世界的に有名に成った写真に成った。作品名には“V-J Day”(対日戦勝記念日)と成っているが、公式に対日戦勝記念日と捉えられている日本の降伏文書調印日1945年9月2日に撮影された写真ではない。作品は『ライフ』1945年8月27日号の誌上で発表された。
アメリカ海軍の報道班員であるヴィクター・ヨルゲンセンが撮影した、全く同じ場面をとらえた“Kissing the War Goodbye”と題する写真も存在する。
この写真は、アメリカ合衆国政府の著作物であるためパブリックドメインとなっており、翌日の『ニューヨーク・タイムズ』にもこちらが掲載された。
「V-J day in Times Square」の主役である水兵と看護師が誰なのかは当初はまったくわからず、当時ニューヨークの病院で働いていたというシェインさんが1970年代の終わりになって、写真を撮ったアイゼンスタットさんに連絡を取ったことから身元が判明しました。
シェインさん
終戦の知らせを聞いたシェインさんは、友人らと共にタイムズスクエアへ行き、地下鉄から通りへ出たところで水兵にキスされて写真を撮られました。キスされた写真の看護師のイーディス・ シェインは「私は彼がキスするのを拒みませんでした、何故なら彼は戦争に行って戦ってくれたからです。周りも皆 キスしていました。素晴らしい一日でした」と語った。
水兵のマクドゥフィー
62年目にこの写真の本人と証明された水兵のマクドゥフィーは、恋人を訪ねる途中に日本が降伏したニュースを聞き「嬉しくて通りを走って、看護師と目が合い彼女のところに行きキスをした、言葉は一切交わさなかった」と言う。
米彫刻家スワード・ジョンソンがこの記事を元に高さ約7.5mのこの彫像を作って2005年8月にニューヨークでの除幕式を行い、サンディエゴのミッドウェイ博物館の横にKissing Sailorとして展示されてる。