モノレイク/モノ湖 カリフォルニア州
Mono Lake California
モノレークは標高2000m シェラネバダ山脈の盆地にある、北アメリカ最古の湖約100万年前に形成された湖で、アルカリ性で非常に塩分濃度の高い塩湖である。
「モノ」とはインディアンの言葉でハエを意味する
モノレイクはロングバレー火山の噴火の時期である76万年前に形成された灰の層の下の堆積物から、モノレイクはネバダ州とユタ州の大部分を占めていたより大きく古い湖の名残である。
水が流れた事は一度もない、シェラネバダ山脈の小川から流れ込んだ水は、蒸発して鉱物や沈殿物を残し海水の3倍もの塩分と言う塩水湖、湖岸が白いのは塩分が固まった物で湖水は強アルカリ性の為、魚は殆ど住んでいない。
トファーと呼ばれる岩の柱は湖のほとりに数か所固まっている。
乳白色―酸化カルシューム カルシュームを多く含むミネラルを含んだ真水の湧水が湖の中を上昇する時湖水の炭酸塩となった物、氷河期より200m水位が下がる。
トファーは100年から200年、ある物は1000年の物があり(湖の底から湧きあがるミネラルを含んだ水とカルシュームが科学反応を起こし出来た物です。湖底では成長する)
モノレイクはロングバレーのモノ・イニョークレーター火山列北端にあたる地質学的に活発な地域にある。
地質学的な活動は、シェラネバダ山脈のふもとで断層が生じることで引き起こされてベイズン・アンド・レンジの地殻伸張とも関連があり、モノ湖周辺では火山活動が続いている。
最近ではモノ湖のネッジ島で噴火が起きている。
ロサンゼル市水道局が1941年から1990年までこの湖を水道の水源として利用し湖面が低下している。
モノレークはトゥファが水面上に露出しているが、将来的には湖面が昔の水位に戻り、トゥファが水没すると考えられている。
アルカリ・ハエ
モノレイクでは、アルカリ・ハエが初夏に大量は発生する。成虫の体長は2~9mm。
成虫は脚を水面につけて浮かぶ事もあり、主に藻類などを捕食し、体に気泡を身に付け水中に潜る。
モノレイクには、北米で2番目に多くのカモメがアルカリ・ハエを餌にし、卵を産み、ヒナを育てにやってくる、ちなみに1番はユタ州のグレートソルトレイク。
又冬場は湖の色が緑色成るが、夏場はエビが大繁殖し藻を食べる為湖の色は透き通る。
ブライン・エビ
モノ・レイクの澄んだ水の中には、数え切れないほどのブライン・エビ、 アルテミア・モニカが、暖かい夏の間に推定4~6兆匹ブラインシュリンプが湖に生息しています。
モノレイクでヒ素を使って生きるバクテリア「GFAJ-1」
という微生物を発見された。「地球外生命体」?
いつの間にか「地球外生命体の発見」ということになっていてずいぶん盛り上がったNASAの発表ですが、実際は「リンの代わりにヒ素を使う生物の発見」というものでした。
モノレイクは塩分の濃度が非常に高く、アルカリ性で、ヒ素の濃度も高いことで知られていて、こうした極限環境の生物を研究している研究者にはよく知られた場所。
以前にも、この湖でヒ素を光合成の材料に使う生物が見つかったりしています。
今後、さらに詳しく調査が行われれば、生命の起源の謎がまた一つ解き明かされるかもしれません。