スターバックス 発祥の地
Starbucks #1
1971年にアメリカ合衆国ワシントン州シアトルで開業した世界的コーヒーチェーン店である。
1986年に、エスプレッソをメイン商品としてテイクアウトと歩き飲みが可能なシアトルスタイルでのドリンク販売を始め、後に北米地区全土に広がったシアトルスタイルカフェブームの火付け役となった。
2015年で約90の国と地域で営業展開をし、店舗数は22519店。
1971年にシアトルで開業。当時は、コーヒー焙煎の会社にすぎなかった。
1982年に現在の会長兼CEOのハワード・シュルツが入社。シュルツは、コーヒー豆のみならず、エスプレッソを主体としたドリンク類の販売を社に提案した。
1985年にスターバックスを退社したシュルツは1986年にイル・ジョルナーレ社を設立し、エスプレッソを主体としたテイクアウトメニューの店頭販売を開始。
これがシアトルの学生やキャリアウーマンの間で大人気となり、瞬く間に流行した。シュルツは1987年にスターバックスの店舗と商標を購入。
イル・ジョルナーレ社をスターバックス・コーポレーションに改称し、スターバックスのブランドでコーヒー店チェーンを拡大した。
同業他社もこれに倣い、同様のスタイルのコーヒー店が急増した。
当時のアメリカではイタリア流のファッションや食事が流行しつつあり、イタリア式コーヒーのエスプレッソを主体とするこれらの「シアトル系コーヒー店」は、
ブームに乗ってすぐに北米全土に広がり、シアトルスタイルというコーヒーやコーヒー店のスタイルとして定着した。
スターバックス名の由来
スターバックスという名前の由来は、メルヴィルの小説「白鯨」に登場するコーヒー好きの航海士「スターバック(Starbuck)」と、シアトルの南西部に位置するレーニア山の鉱石採掘場「スターボ(Starbo)」から名付けられた。
スターバックスのロゴには船乗りとの縁が深いセイレーン、ギリシャ神話における、上半身が人間の女性で、下半身が鳥の姿をしているとされている海の怪物が用いられている。
ロゴが変るたびにセイレーンの姿が変化していて、1987年までは2本の尾がしっかりと描かれていたが、92年には少し枠に隠れ、2011年には外枠のSTARBUCKS COFFEEの文字がなくなった。
シアトルにある第1号店のPike Place店は、開店来の茶色のとデザインを採用しており、他のチェーン店とは異なる。
“Third place”(家庭でもなく職場でもない第3の空間)コンセプトのもと、米国の店舗では長時間の自習やパソコン利用を制限することはなく、WiFi利用も時間制限・接続先制限なしで無料である。
なお、上記の特徴の中にはタリーズコーヒーやシアトルズベストコーヒーなど他のシアトル系コーヒー店や世界各国で後続した類似のコーヒー店にも共通して見られるものがある。
スターバックス1号店
102 Pike St, corner of 1st & Pike, Seattle, WA 98101-2010
スターバックス本社
1971年に創業した世界規模で展開するコーヒー・チェーンの本社で、シアトルのダウンタウン南に隣接するソードー地域にある。
建物の最上部にはスターバックスのロゴにある人魚の顔が半分見えた状態のものが設置されているので目印になる。
建物自体は1912年に Union Pacific Railroad が建設したもので、スターバックスは1997年に入居した。
本社1階には誰でも利用できるカフェがある。また、エレベーターで8階に行ってみよう。
エレベーターを出たところは本社のロビーだが、右手には Coffee Gear Store と呼ばれる、スターバックスのグッズが買える店がある。一般人でも買い物できる。
スターバックス本社
住所2401 Utah Avenue South, Seattle, WA 98134
公式サイト www.starbucks.com