シアトル ワシントン州
Seattle Washington
シアトルの人口64万人の太平洋岸北西部最大の都市約74%が白人で構成の町、シンボルであるのシアトル・マリナーズ 野球MLB – ALセーフコ・フィールドスペースニードルタワーがある神戸市と姉妹都市に成る。
シアトルの名前の由来
シアトルの名は、先住したインディアン部族のスクアミシュ族のシアトル酋長の名が由来と成っている。
スクアミシュ族は19世紀にアメリカ政府によって居留地区へ強制移住させられ、その後彼らの土地にシアトルの町が建設された。
シアトルの気候
地中海性気候に属し、夏は涼しく冬も緯度の割に寒くない。秋から春にかけては雨が多く、1週間雨の降る日が続く事もある。
雪はめったに降らないがフィヨルドとして形成され湾岸全域は坂が多いため雪に弱く、数センチ程度の積雪でバスが止まり、学校が休みになることが年に数回ある。
ジミ・ヘンドリックスの墓
音楽では、ニルヴァーナ、パール・ジャムに代表されるグランジ・ロックの発祥の地である。
また、伝説的ギタリストジミ・ヘンドリックスもシアトルの生まれで、彼の墓が近郊のレントンにある。又ブルースリーの墓もある。
シアトルの産業
狭い海峡に守られたピュージェット湾は大陸氷河によって削られてできた天然の良港で、古くから貿易港、軍港として栄えた。
暖流のアラスカ海流の影響で、高緯度の割には気候は穏やかで年間を通して安定した降水量がある為、森林資源が豊富で木材工業、紙・パルプ工業が発展した。
日本との貿易の歴史も古く、第二次世界大戦前、戦後まもなくの間氷川丸が寄港した。
シアトルは世界の航空・宇宙産業の中核をなすボーイングをはじめ、マイクロソフト、アマゾン、スターバックス、シアトルズベストコーヒーなど、世界に名を知られる大企業の誕生の地である。
ボーイング
戦後は航空機産業が発達し、ボーイング社の誕生はシアトルを大きく変えた。
ボーイング社の経済効果は、シアトル町を発展させ関係者は人口の約3割を占めるともいわれ、ボーイング社の経営が市経済を大きく左右している。
2001年の本社のシカゴ移転は大きな衝撃となった。
IT関連産業とシリコンフォレスト
シアトルに本拠地を構えるアマゾンの他、世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社のマイクロソフトとニンテンドー・オブ・アメリカがシアトル近郊のレドモンドにかつて本拠地を置いていた。
シアトルを含めた一帯ではIT関連産業の成長が著しく、シリコンバレーに対応してポートランドと共にシリコンフォレストと名乗っており、内陸のスポケーンやアイダホ州のボイシにまで影響している。
シアトル系コーヒー
シアトルで開業したスターバックスがシアトル系コーヒーショップの代表的で本社と1号店がある。
タリーズコーヒーもシアトルに本拠地を置いている。1962年のシアトル万国博覧会跡地であるシアトル・センターには、シアトルのシンボルタワーのスペースニードルがある。
ボーイング、スターバックス、ノードストローム、ウェアハウス・クラブ、コストコCostco本社を置いている。
ワシントン・ステイト・フェリーは全米最大のフェリー会社である。トッド・パシフィック造船所など、軍需・民需の造船業も古くから盛んである。
空港は、シアトル・タコマ国際空港(通称シータック空港)日本からもANNの直行便が飛んでいる。