VLA カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群
Karl G. Jansky
Very Large Array VLA
カール・ジャンスキー超大型干渉電波望遠鏡群はアメリカ国立電波天文台が持つ電波望遠鏡の一つであり米国ニューメキシコ州にある宇宙からの微弱な電波を捕らえる為の施設。
Array Operations Centerは、ニューメキシコ州ソコロ郡ソコロに位置、ニューメキシコ工科大学の敷地内に置かれているが、望遠鏡の本体であるパラボラアンテナ群はソコロから国道60号線を80km程西にあるサンアグスティン平原にある。
半径21km余りの広大な施設。望遠鏡群は、直径25mのパラボラアンテナ27機で、一辺が21kmの「Yの字」状に敷設された線路の上を移動させて配置し、観測を行う。
カール・セーガン原作によるSF映画『コンタクト』の撮影ロケ地
VLAを改良しに高性能なものにする為、拡大VLA =Expanded VLA: EVLAの 計画中。受信機や相関器、データ転送系を改良する事で感度を現状の5倍から20倍に向上させるとともに観測可能周波数帯を拡張し(第1段階)、パイタウンとロスアラモスに設置されている
VLBAのアンテナと完全に同期させる他、計8つのアンテナをシステムに組み込み、空間分解能を10倍向上させる(第2段階)。
2012年3月31日、この拡張計画が完成に近づいたとして、アメリカ国立電波天文台はVLAの名称を“Karl G. Jansky Very Large Array”に変更すると発表した。
これは、電波天文学の創始者であるカール・ジャンスキーを記念した名称である。
VLA(超大型干渉電波望遠鏡群/センチ波)
25mアンテナ27基で構成される大規模な電波干渉計。Y字に敷いた一辺21kmのレールに沿って様々な配置が可能です。
映画「コンタクト」