岩絵は、古代の新聞様なもので新聞の元祖であり、コミュニケーションの道具の元祖。
ペトログリフとは、象徴となる岩石や洞窟内部の壁面に、意匠、文字が刻まれた彫刻の事。
ギリシア語で石を意味するペトログラフ(彫刻)の造語である。
日本語では通常岩絵と呼ばれる。線刻(画・文字)と呼ばれ、岩面彫刻、岩石線画、岩面陰刻と訳される。
インディアンには文字というものは無く、部族の歴史なども文字には残さなかった。
全てが口伝えで子孫へと受け継がれていったが、目に見える形で残したのが、この岩絵である。
この様々なシンボルを描いた岩絵はアメリカ全土で発見されている。
人間をはじめ、鳥や動物、そして様々なシンボルを、岩の表面を石器などで削り表現していく。この古代エジプトの象形文字のような絵やシンボルはとても謎めいていて、何時、何の為に、だれに残そうとしたのか徐々にではあるが解明されている。
様々な模様は絡み合い、東を向くものが殆どである、一つ一つのデザインの意味を解明しても、全体像の意味を理解するのは不可
能。魅力的な岩絵は不可解で大きな謎に包まれている。