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ホピ族 予言の民

ホピ族 アリゾナ州
Hopi

ホピ族

ホピ族

アリゾナ州北東部ブラックメサアメリカ先住民のホピ族はコロラド高原に隆起した6000km²の岩の大地に

「ファースト」「セカンド」「サード」と呼ばれ中でもファーストメサのワルピー村は現存するアメリカ最古の村といわれています。

標高約2000mのテーブル状の台地(メサ)の上で約1万人の人が暮らしています。この3つのメサは約1000年前に設立した。ホピの居留地区はナバホ族の居留地区の中に位置している。

ホピ族の支族には、アリゾナ州西部、コロラド川沿いの保留地に生活しているものもいる。

現在はメサを降りて、周辺の町や大きな都市へ出る人達も増えたが、過酷な気象条件の中、まだ多くの人々が高地の上で暮らしている。

フォーコーナー「アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ、コロラド州」にあるホピの住む土地にはウラン採掘所があり、

居留地区には、ウランのほかにも石炭や地下資源が豊富で、20世紀初頭からアメリカ政府によって埋蔵資源が狙われている、その為水質が非常に悪い。

ホピ族

ホピ族

ロングウォーク

1864年に実行された、アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンの命令によるインディアン民族に対する民族浄化の事でナバホ族一度強制移住後、

南西部から姿を消した後の土地に住み着き村を形成した。

ナバホが帰還した後に、今でも土地紛争で互いに小競合いの仲と成っている。

ホピとは平和的の意味

ホピの居留地区はナバホ族の居留地区の中に位置している。ホピ族は、3つのメサであるテーブルマウンテンにあり、小惑星2938のホピは、ホピ族の名から命名されている。

ホピとは平和的な人々という意味があり、聖なるホピの土地は世界の中心であると考えている。

又他部族との争いを避け外敵から身を守る為、砂漠のメサの上に住む事を選んだ。インディアン保護政策によって、広大なナバホ族の居留区内に部族の居留地が定められた。

ホピ族 創造主との約束の地オリオン座伝説

夜空を飛ぶ星によって道が示され星が止まった所にはホピ族の村が建てられ宇宙船が砂漠の中でホピ族を導いていた。

古代エジプト人のピラミッドようにオリオン座の形をなぞるようにしてホピ族の人々が村を築いたのは偶然では無く、誰かに命じられた。

オリオン座から地球にやって来た祖先は、この星に関する事や元に居た世界についての知識をホピ族の人々に与えました。

それで自分達の祖先がオリオン座から来た事を忘れないようにとアリゾナの砂漠に、この星座の形をなぞってホピ族の村が建てられるようになった。

ホピの人々の住むメサは、いにしえからの創造主との約束による特別な土地です。設立された3つのメサは、オリオン座の中心の3つの星を現すとも言われている。

ホピ族

ホピ族

ホピ・メサ

グランドキャニオンから東へ約200km。3つの大地の上にあり、さらに東西80数キロのオリオン座に位置するところに4つの遺跡が残る。

1.ウパキ遺跡 ホピメサから80km

2.ロングキャニオン ホピメサから89.6km、ベタタキン遺跡は谷底にあり、徒歩で往復4時間かかる。

3.ホモロビ遺跡 ホピメサから89.6km 4.キャニオン・シェイ国立公園;ホピメサから80km

4.キャニオン・デ・シェリー スパイダーロック、地底の河の道を1時間走るとホワイトハウスという居留地がある。

ホピの人々は、いにしえに創造主と交わした約束を忠実に守り、何百年もの時をかけ、壮大な旅を遂行してきました。

その間、自分たちに与えられた使命と役割を実行し、各地で様々な儀式を執り行いながら、現在の地へとたどり着きました。

ホピの人々が辿ってきた旅の足跡は、各地に遺跡として点在し、岩に刻み込まれたペトログラフの絵がその旅路と物語を今に伝えている。

家・親族・集団

ホピの人々は、それぞれ「クラン」と呼ばれる母系の血縁関係によって、強く結ばれています。

クランは13の氏族に分かれており、それぞれ「熊」「雲」「太陽」など動物や、自然を現す名前がついています。産まれた子供は、母方のクランに所属します。

ピ族の宗教性

ホピの人々は礼節と貞節を重んじ、子供の頃から数々の宗教的儀式を通して、善悪の道徳観念が教えられています。

ホピには代々受け継がれてきた神話、そして年間通して数多くの宗教的儀式があります。

第4の世界

ホピ族の先祖達は、自然の脅威によって破壊された3つの異次元の世界を経て、グランドキャニオンのどこかに存在するという脱出口から抜け出して最終的にこの第4の世界へやって来たと信じている。

又数多くの予言を残している事での有名な種族です。


ホピ族の生活

男子の正装は、ハチマキに白服。女子はベルベットのロングドレスで、20世紀初頭までは蝶々型の独特の髪型を結い上げていた。

ホピ族の住居1900年の歴史があり、トウモロコシの作付け、収穫が全ての儀式の中心である。

乾燥した厳しい環境の中、独自の方法でトウモロコシ、メロンなど、収穫します。雪解け水や夏のスコールなど水の集まりやすい谷底やメサの下の渓谷に畑をつくります。

村の共同の水場からバケツでくみ、谷底へ降りて水撒きをします。

トウモロコシ、スイカ、メロン、唐辛子、タマネギ、かぼちゃなどを作ります。特に、トウモロコシを育てるということには、

他者を敬う気持ち、謙遜する心、そして自然との調和など、全てと共に生きることへの重要なエッセンス、マサウ(自然の大霊)からの教えが込められています。

作物を作る祈りや精霊との交歓を重要視しながら、まるで子供を育てるかのように大切に育てます。

また収穫した作物は乾燥させ、次の年の為に保存します。主食はトウモロコシのパンで円いパン焼き窯を持っている。トウモロコシを中心とする農業が主体で、独立性が高い。

ホピ族予言の岩

ホピ族予言の岩

ホピの予言

マヤ文明の末裔、1000年前にアリゾナ州の今の土地に住み着いた。

ホピ族はインディアンの中で最もスピリチュアルな部族で、マヤやアステカ文明と同じく、現在の世界よりも前に文明を持った人類が栄えた時代があり、現在は第四の世界だという伝承を持っている。

現在の世界の前の時代、第三の時代は洪水で人類が滅びた。三つの世界は、人類の邪心によって滅び去った。

ホピは先祖伝来の予言を持っており、第四世界も人類に邪心が蔓延する事によって滅亡する時がくる、その日は「大いなる清めの日」と呼ばれる。

現在から未来にかけての予言は「世界は今物質への強欲の為にバランスを失い、このままでは世界は終わる。」という警告であった。正しい道を選べば発展の道が残されていると言う。

滅亡の前の兆候

1、馬車を白人が発明する(電車)

2、空に道が出来る(飛行機)

3、空中にクモの巣が張り巡らされる(インターネット)

ホピ族

ホピ族

「灰の詰まったひょうたん」原子爆弾の事を予言していた。フォーコーナーズのホピの住む土地にはウラン採掘所があり、広島市・長崎市に投下された原子爆弾の原料と成ったウランは、ここから採掘されたものである。

ひょうたんの灰は、とてつもない破壊力を持ち、川を煮えたぎらせ、不治の奇病を起こし、大地を焼き尽くし、長いこと生命を育てなくする。

ホピ族には大昔に別れた「黒髪で肌の白い兄」がいて、「白い兄」は遠く日出る方向に向かって旅立ち必ず戻ってくると言った。

ホピ族の予言によれば大いなる清めの日が切迫する時「白き兄」が二人の従者を従えやってきて世界を邪悪から清め、平和に導き入れる。従者の一人は卍と十字のマークを持ち、もう一人は太陽の印を持っている。

生命の道を固守し続けた僅かな数のホピ族の生き残りと共に新しい平和な世界を到来する。この三人が使命をまっとう出来ない場合に「大霊は西からある者」を起こす。

それは非常に多くの冷酷な民である。彼は、大地を破壊し、地上に生き残るのはアリだけになる」とある核戦争で最後に残るのは放射線に強い昆虫類だけと言う。

「白い兄」はインディアンと同じモンゴロイドで一番肌が白い日本人だと言う説がある。東に向かった兄はアメリカ大陸からみて極東にある日本列島にたどり着いた。

従者のもつ「太陽の印」は日本の事で「卍」は仏教の事か、ナチスが逆鍵十時をつかった事からドイツ、「十字」とはローマカトリックのあるイタリアではないかという説もある。

「西の冷酷な民」は全く慈悲というものを知らず、ものすごい数で赤蟻のように地面を埋め尽くす。

ホピは、「世界は今物質への強欲のためにバランスを失っており、世界は終わる。」という警告を発している。正しい道を選べば発展の道が残されている。

ホピの衣装

男性は、頭にはちまき、女性は、筒型のワンピースにマントを着るのが伝統的なスタイルですが、現在でもお祭りや結婚式、大事な儀式の時には、伝統的スタイルで参加する人も大勢います。

また、未婚の女性は蝶々をモチーフにした髪型に髪を結い上げ、結婚と同時に髪型を変えます。

ホピのアート ホピの人々の高い芸術性と精神性

水を貯蓄する道具や、身につける衣服、それら、身の回りを守るものに、ホピの人々は祈りと意味を込めました。

命の源となる水の物語、そして私たちがどこからやってきたのかという先祖から伝承された物語。

それら意味が込められた模様や、精巧な技術を持って作られた様々な日常の品は、その芸術性の高さから、1800年後半、外からやってきた西洋人達に深い感動を与えました。

以後、ホピの人達の手から生み出される、陶器やバスケット、カチーナ人形などの高い芸術性と精神性は、世界中の注目を浴びています。

陶器

生活に不可欠な大切な水を、くんだり、貯めて置いたりする道具として、生活に必需品であったホピの陶器。

外部に注目されだした今でも型やろくろなどを使わず土を巻ながらこすり、成型していく方法は1000年前から変わることなく、模様に込められた先祖代々の物語もしっかりと受け継がれています。

ホピ族

ホピ族

陶器は成形された後、羊の糞などを燃料とした、家の外に設置された釜で焼き上げられ、絵付けがされます。

模様に使われる顔料は自然のものが使われ、ユッカ(yucca)とよばれる、葦のような植物の繊維を細くしごいた筆で複雑な幾何学紋様がフリーハンドで描かれていきます。

ホピの陶器は特にファーストメサにあるテワの村にものが有名です

ホピ族のシルバージュエリー

動物・植物などへの自然崇拝心がとても強く、ベア、スパイダー、ココペリなどを代表とした伝統的モチーフを多用した作品が多く、複雑なデザイン性と伝統的な表現で最も人気の高い作品。

作業は全て手作業。2枚のシルバーの板材を重ね、上板のモチーフとなる部分を糸鋸で精密に切り抜いていくという気が遠くなるような作業を重ね

オーバーレイと呼ばれる技法を駆使することにより、ホピジュエリー独特の風合いを持ったアクセサリーが完成します。

このジュエリー制作には、かなりの熟練とセンスと感性とが必要とされ、儀礼などを通しての清らかるスピリットで、祈りを込めて作り上げられた作品はアクセサリーという枠を超えて、芸術的なお守りともいえます

ホピ族のバスケット

バスケットの歴史は古く、先史時代にも南米に同じようなタイプのバスケットが見つかっていることから、南米とホピとの関連性がここに見ることが出来ます。北アメリカの中でも、ホピのバスケットはもっとも技術が高いとされています。

他のプエブロインディアンの中でバスケットづくりが廃れている中でも、ホピの女性達は何世紀もの間、伝統的なやり方を継承し続けてきました。

また一方で革新的で芸術的な一面を持つホピは、伝統的なデザインの中から、カチーナや動物、様々な幾何学模様など、色もバリエーション豊かに様々に新しく美しいデザインを作り続けています。

コイル状に巻かれた型のバスケットはセカンドメサ、そして編み状タイプのバスケットはサードメサがそれぞれ有名です。

ホピ族

ホピ族

カチーナ・ドール

インディアンのホピ族が信仰する、超自然的な精霊の存在。アリゾナ州フラッグスタッフ郊外のサンフランシスコピーク近くの聖なる山に住んでいる。

ホピ族だけでなく文化的に近い関係にあるズニ族やラグナ族にも同じ信仰がある。夏至の頃、「ニーマンの儀式」を非公開で仮面行事を行う。

水木しげるはこっそりこれを写生して、画に残しているカチーナとは、大自然の中に存在すると信じられている何百もの精霊達の事で、儀式の際には、このカチナ群に扮したダンサーが踊りを捧げる。

儀式の際のトリックスターは「コシャレ」という。カチナの一種、精霊「ココペリ」を南西部に広めたのはホピとされる。ホピ族のカチナは総数400以上存在するが、正確な数は誰にも分からない。

カチナは目に見えない存在だったが、大規模な危機的な状況に追い込まれたホピの人々を救済する為、人間的な形に姿を変え現した。

カチナの助けのおかげでホピの人々の生活は劇的に良く成ったが、ホピの生活に堕落するとカチナ達はホピの村を立ち去った。

立ち去る前にホピの人々に儀式の行い方等を教え、正しく儀式が行われた時のみカチナ達が現れると約束した。

数百年の間ホピ族は毎年決まった時期に決められた儀式を行い、カチナの助けを借り生活している。

恵みの雨をもたらし豊作を約束する精霊たちをモチーフにしたカチーナ・ドールには、その精霊が宿ると言われ、コットン・ウッドの根は部族の言葉では

「水を探し当てる」という意味がある。根を用いること自体に部族の祈りが込められている。

 

 

 

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