ホワイトポケットンの上部の白色は、ライムストーン(石灰岩)

石灰岩は、炭酸カルシウム(CaCO3、方解石又は霰石)を50%以上含む堆積岩。炭酸カルシウムが多く含み白色をしているが、不純物により灰色や茶色、黒色の石灰岩もある。

ホワイト・ポケット

ホワイト・ポケット

有孔虫、ウミユリ、サンゴ、貝類、円石藻、石灰藻などの生物の殻(主成分は炭酸カルシウム)が堆積して出来た物。生物起源の石灰岩には明瞭な化石を含む物も多い。

古生代のオルドビス紀頃と石炭紀〜ペルム紀頃、中生代の白亜紀頃の3回、海生生物起源の石灰岩が大量に生成した。又、白亜紀の語源と成ったイギリスのドーバー海峡に見られる白亜(チョーク)も、海生微生物起源の石灰岩である。

石灰岩は石材として使用されている。「ライムストーン」の名称で取り扱われる石材は石灰岩の事である。ルーブル美術館やヨーロッパの教会などの建築物に使用されている。日本国内でも人気が高く、マンションやホテルの内装用石材として多く使用されている。

古くはエジプトのピラミッドに使われた例がある。石灰岩産地では石垣などにも使われている。

大理石は白色の結晶質石灰岩の事で、ヨーロッパではギリシア時代から建物や彫刻に使用されている。日本ではビルの内装等の装飾に使われている岩石を、結晶質石灰岩も石灰岩もひっくるめて「大理石」と呼んでいる。

石灰岩は工業用に大量に採掘・使用されている。鉱石名は石灰石。セメントは石灰岩から作られる。大きな山が順次削られて近くの工場に運ばれ、セメントに加工される又ガラスの原料や白色の顔料の素材としても使われる。

ホワイト・ポケット

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時代の語源
カンブリア紀;イギリスのウエールズ地方のラテン名から。

オルドビス紀;ウエールズ地方の古代ケルト民族のオルドビス族から。

シルル紀;ウエールズ地方の先住民族シルル Silures 族から。

デボン紀;イギリス南西部デボン州から。

石炭紀;大森林が石炭化しているところから。

ペルム(二畳)紀;ロシアのペルム地方から。

三畳紀;ドイツで異質な3つの岩石層が発達していたところから。

ジュラ紀;フランスとスイスの国境にあるジュラ山地に発達している。

白亜紀;フランスのチョーク層(白亜。ラテン語名クレタ)から。