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マウント・セント・へレンズ国立火山記念公園

マウント・セント・へレンズ
国立火山記念公園
Mount St Helens

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

マウント・セント・ヘレンズはワシントン州のシアトルから約2時間30分、セントへレンズ山は1980年に大噴火を起こしその勢いの凄さが世界中で一躍有名に成った !

マウント・セント・へレン
アメリカ・ワシントン州にあるマウント・セント・ヘレンズは、アメリカの富士山と呼ばれ、1980年の大噴火によって山頂は500mも吹き飛び、世界的に有名に成った火山です。

マウント・セント・へレンの名前の由来
先住民族のクリッキタットからは、ロウワラ・クロウ と呼ばれ、煙と火の山の意味がある。

セント・ヘレンズの名前は、18世紀後半にカスケード山脈の調査を行ったイギリス海軍の航海士ジョージ・バンクーバーの友人であった外交官の初代セント・ヘレンズ男爵アレイン・フィッツハーバートに由来している。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

マウント・セント・へレンの形成
マウント・セント・ヘレンズは新生代第四紀更新世末期の紀元前3万9600年頃、噴火によって噴出した軽石や火山灰などにより、紀元前3万9000年頃には大規模な火砕流が発生し、マウント・セント・ヘレンズの原型が完成した。

マウント・セント・へレン
最終氷期末期の紀元前1万8000年頃から紀元前1万4000年頃には、円錐状の山体の一部が砕かれ、氷河と共に海へと流れていった。その後も頻繁に噴火を繰り返し、大量の軽石や火山灰を噴出した。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

1980年の大噴火
1980年5月18日は、明るく晴れた朝で始まり、これから起ころうとしていることをうかがわせるものは何もありませんでした。しかし、午前8時半を少し回った時・・・

火山の内部約1.6km下方で地震が発生し、数十年間閉じ込められていたエネルギーを解き放った。

その爆発は、すでに不安定な状態であった火山の北側を吹き飛ばして、カスケード山脈のその部分の様相を変貌させただけでなく、「岩のように揺るがない事実」だと確信されていた地質年代という考えの土台をも、激しく揺さぶり動かした。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

マウント・セント・ヘレンズは、1980年に大噴火を起こし、勢いの凄さが世界中で報じられた事で一躍有名に成った。

1980年、5月18日午前8時32分、セントへレンズ山の地下にて発生した震度5.1の地震が引き金となり噴火をもたらした。

噴火は上空3000mまで達する激しい勢いで起こり、火山灰は上空20000mまで登り、火砕流、土石流が周囲300km平方m以上に及ぶ森林の全てを一瞬にしてなぎ倒し、大自然の驚異を改めて人間に認知させる大きな出来事であった。

大噴火によって、山頂部全体は大きく崩壊し、約2900mあった標高は2500mに成り、噴火によって400mもの山頂が吹き飛んだ。

噴火は上空3000mまで達する激しい勢いで起こり、火山灰は上空2万mまで登り、火砕流、土石流が周囲300km平方m以上に及ぶ森林の全てを一瞬にしてなぎ倒し、大自然の驚異を人間に教えさせた大きな出来事であった。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

この大噴火によって、山頂部全体は大きく崩壊し、約2900mあった標高は2500m成り、噴火で400mの標高が無くなってしまった。

地震と噴火によって、史上最大と呼ばれる地滑りが起き、付近を流れていたノースフォーク川とトートル川は一瞬にして高さ50m~200mの土砂で埋め尽くされ、山頂部分に残っていた雪が噴火の熱によって溶かされマウント・セント・へレンズ巨大な土砂崩れを引き起こし、近辺27の橋、200の家、300kmに及ぶ道路が崩壊された。

セントへレンズの歴史に残る大噴火は、色々なストーリーを生み、数多くの映画も製作された。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

セントへレンズを訪れると、噴火から28年が過ぎた今でも何百万本もの木々が倒壊し、河口付近の植物は未だに壊滅状態、泥湖、溶岩が辺りを殆ど埋め尽くし、当時の威力の 凄さを感じる事が出来る。

噴火はしばらくおさまっているが、小規模の火山活動は 未だに続いており、火口内の溶岩ドームからは水蒸気が 吹き上がっているのが確認出来る。

このセントへレンズは、かなり以前から予知され、被害者は多く出たにも限らず予知研究によって最小限の被害で済んだマウント・セント・へレン噴火と言われている。

1980年の噴火以来、US地質学研究所が、少しの地殻変動、地熱の変化も全て記録し完全な監視下に置かれている。

この時の爆発は、広島型原爆2万7000個分に相当するエネルギーが放出されたと言われています。

その噴出物の総量は1立方キロメートル、大噴火の粉塵は北半球を覆い、その後の北半球の気象を変えたといわれ、天候への影響は少なくとも1~2年は継続したと推測されている程の自然災害でした。

セント・ヘレンズ山

セント・ヘレンズ山

セントヘレンズ山、全米第2位の危険度
1980年の大噴火から30年後の今も、セントヘレンズ山はアメリカで2番目に危険な火山との調査結果が発表された。

アメリカ地質調査所のジョン・エーヴェルト氏によると、ワシントン州のセントへレンズ山は現在も3重の脅威があると語っている。

アメリカで最も活発な火山の1つであり、次に噴火時の爆発規模が大きく、さらに太平洋岸北西部の主要な大都市中心部近くに位置している。

ロシアの次に火山活動が活発な国であるアメリカには169の活火山が存在し、USGSなどの観測所が定期的に監視している。

これらの火山は、噴火の頻度や近隣住民、社会基盤、航空管制に及ぼすリスクの観点からランク分けされている。

2005年にUSGSが公表した最新の報告書では、アメリカの18の火山が5段階で最上位に評価される「危険度が非常に高い」という分類にランクされているが、この中でもセントヘレンズ山はハワイのキラウエア火山に次ぐ2番手に位置している。

ビジターセンター
園内には、マウント・セント・ヘレンズ・ビジターセンター、コールドウォーター・リッジ・ビジターセンター、ジョンストン・リッジ・オブザーベートリー、3箇所のビジターセンターがある。

マウント・セント・ヘレンズ・ビジターセンターは、ハイウエイから降りた直後にあり、シルバー湖湖畔に建っているが、情報入手には良いが景色的にはまだまだ相当離れているため、日帰り組みはここはパスしよう。山に近づいていくと、コールドウォーター・リッジ・ビジターセンターがある。

あまり時間が無い人は、まっすぐにジョンストン・リッジ・オブザベートリーまで向かおう。ここは車で噴火口まで一番近くに来れる場所、噴火時の様子を伝える16分の映画が流されている。

マウント・セント・ヘレンズの位置
マウント・セント・ヘレンズは、シアトルから約2時間半、オレゴン州のポートランドからは約1時間半、マウント・レーニエからは南へ約2時間下ったところに位置している。

景色が最も美しく見えるのは夕方から日没がお勧め、ワシントン州シアトルを早朝出発、レーニエ山で午前中を過ごし、夕方までにセントへレンズを観光、夜までにシアトルまで戻る事も可能。

宿泊施設
園内に宿泊施設は無い。宿泊希望であればシルバー・レーク周辺のモーテルか、日帰りするのであればオレゴン州のポートランドがお勧め。

ワシントン州 State of Washington
アメリカ合衆国西海岸最北部の州で州都はオリンピアであるが、規模・経済の面での中心都市はシアトルである。

北はカナダのブリティッシュコロンビア州、南はオレゴン州、東はアイダホ州と接している。州の人口は6,724,540人。

シアトル

シアトル

1846年にオレゴン境界紛争を解決するためのオレゴン条約が結ばれた結果、イギリスから割譲されたワシントン準州の西側が現在のワシントン州になった。

1889年にアメリカ合衆国42番目の州として認められた。

カリフォルニア州、オレゴン州と共にリベラルな気風で、保守的な中西部に対して「レッドウッド・カーテンの向こう側」と称される。

スターバックス本社

スターバックス本社

マイクロソフト、コストコの本拠地であり、スターバックスの発祥の地などとして知られる。ボーイング社があり、州の中心都市シアトルがMLBシアトル・マリナーズの本拠地であり、アメリカで最も注目されている州です。

シアトル

シアトル マリナーズ球場

 

 

 

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