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世界遺産 カールズバッド洞窟 ニューメキシコ州

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世界遺産 カールズバッド洞窟群国立公園 ニューメキシコ州

写真界の巨匠 アンセル・アダムスは、 ヨセミテ渓谷やカリフォルニアの風景を撮影したモノクロの写真作品によって日本でも特に有名な写真家ですが、カールズバッド洞窟群で数多くの写真を撮っています。

カールズバッド洞窟

カールズバッド洞窟

19世紀、西部開拓者は偶然に洞窟を発見し、夕刻から夜半にかけて無数に飛び回るコウモリの大群を見つけ、ビジネスマンのアバイジャ・ロングは、鳥糞石の大きな堆積物を肥料と成るビジネスのヒントを得た。

鳥糞石は、肥料として重宝され化学肥料等に現在でも多く使われている。コウモリを観察し、洞窟を見つけ出し鳥糞石を採集している最中、ロングの仲間であったカウボーイのジム・ホワイトはこの奇怪な洞窟に興味を持った。

ホワイトは危険を承知で長い時間を探検に費やし、この自然の驚異を多くの人々に伝えようとしたが、初めの頃は中々信用されなかった。

ホワイトは探検を続け色々な鍾乳石に自ら名前を付けていった。やがて、1915年に白黒写真で洞窟の写真が公開されると大勢の人々が押寄せるようになった。観光施設としては全く整っていなかったため、当時の人々はコウモリの鳥糞石を運んでいたバケツに乗って50m降下し見学していた。

やがてそのニュースはワシントンDCに届き、1923年にはナショナルモニュメントと指定、ジム・ホワイトは1925年に公園案内の責任者と成っている。

カールズバッド洞窟

カールズバッド洞窟

1930年5月14日、国立公園に登録。カールズバッド洞窟群は、1995年12月6日世界遺産に登録。 公園の約3分の2は、自然保護区域に登録された。

二畳紀の化石礁のあるカールズバッド洞窟と83の洞窟があり、レチュギア・ケイブは、全米最深さ489m、長さは世界第5位の石灰岩の洞窟である。

洞窟は、約2.5億年前、まだ大陸のこの地域が赤道付近あたりに位置していた頃から形成が始まった。この辺りは内海にあたり、長さ600kmの浜辺であった。浜辺には貝殻や藻の残骸などが沈殿し石灰岩の主成分となる地層が出来た。

大陸移動と共に大地は隆起、内海の海水は蒸発し、浜辺には石灰岩、塩、石膏等の堆積岩が溜まっていった。3000万年前頃からロッキー山脈は隆起を続け浜辺であった地層の部分が地表に出てくる。

雨水は大地の中にしみ込み、石灰岩を溶かし始めた。50万年前くらいになると洞窟内部は大きな空洞が出来始め、天井から落ちる水一滴一滴が石灰岩の微粒子を運びそれが溜まって氷柱石や鍾乳石を造り出した

水滴が地面に落ちると、二酸化炭素を空気と土壌を地面から吸収して弱酸性となり、さらに地面に入り込んでいく際石灰岩に溶け込んでいく。

水滴が天井からゆっくりと落ちる場所には鍾乳管や氷柱が作られ、水滴が知面に落ち石筍が形成される。氷柱と石筍がだんだんと伸びやがて一つにつながると石柱が出来きた。斜めになった天井からは水滴が落ちずにへばりついたように流れるためその上に石灰岩の粒子が溜まりカーテン状の堆積層が出来上がった。

カールズバッド洞窟

カールズバッド洞窟

カールズバッド 洞窟は約100万匹のメキシコ・オヒキコウモリの聖域で、約6種類のコウモリが生息し、日中コウモリはカールズバッド洞窟の入口、バットケイブの天井に群がっている。夕暮れにコウモリは巨大な群れで、洞窟を飛び立つ。

日中は洞窟の天然入口に設けられた通路上から天井に群がっているコウモリを見る事が出来るが、夕方に飛び始める。

毎年夏になると日没と同時に数匹のコウモリが餌を求めて洞窟の天然入口付近を飛び始める、その直後コウモリの一群は密集した旋風となり洞窟から30分程、長い時で2時間近く飛び立ち始める。

洞窟から出たコウモリたちは塊で近くを流れるペコス川やブラックリバー渓谷の方までえさを探しに行く後は、夜明けと共にまた洞窟内に戻る。コウモリたちは入口の上空で位置を決めると羽を体につけ、洞窟内の暗闇へ急降下して突入していくのである。

アメリカの先住民達はこの洞窟を避難場所として使用していたらしく、彼らの描いた洞窟壁画は入口付近にまだ残っているが、生活の場として使用された痕跡は無い。

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